ポリエステル製
廃漁網の
マテリアルリサイクル

マテリアルリサイクルとは

廃棄物を原材料に同種の素材として、再利用することです。

  • 洗浄断裁技術の
    確立により実現した
    リサイクルシステム
  • 汎用樹脂
    として様々な
    用途展開が可能
  • コンパクト設備
    導入により拠点分散
    で物流負担減

木下製網
ポリエステル マテリアルリサイクルの取り組み

  • 多くのポリエステル製漁網は
    産業廃棄物として埋立処分

    ナイロン製漁網はリサイクルが比較的容易なため、循環サイクルの構築を実現していました。一方、ポリエステル製の漁網は、リサイクル技術や再生樹脂を用いた製品化において難易度が高く、コストが多く掛かり、リサイクルの仕組みづくりに課題がありました。

漁網リサイクルの実現に向けて
5社でTeam Re:ismを発足 ※2022年8月時点7社

  • このような状況下、帝人株式会社を中心として、使用済みポリエステル漁網を回収してリサイクルを行う「Re:ism(リズム)プロジェクト」を2021年からスタートしました。当社を含む樹脂加工会社など5社(現在は7社)のタッグにより、食器やトレーといった樹脂製品などの試作品の開発に着手。当社は使用済み廃漁網を回収するシステムづくりを担当。この仕組みが確立することで、使用済み漁網の埋立地廃棄課題などを解決する一つの手段となります。

  • 使われなくなったものの価値を高める
    アップサイクル

    このRe:ismプロジェクトで生産した再生樹脂を使用した製品を販売することで、環境負荷低減や脱炭素社会に貢献しています。使われなくなったものの価値を作り替えることで高めるアップサイクルを行い、食器やトレーといった樹脂製品から、バッグ、断熱材などの繊維製品に至るまで多彩な商品を展開しています。

    採用となった配膳用トレーの使用例
    出典:https://www.j-ems.jp/news_20220630/
    トレーサビリティに対応した漁網由来の再生ポリエステル樹脂製の配膳用トレーの開発と展開
  • 漁業系プラスチック廃棄物を再利用した
    製品として日本初のエコマークを取得

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Re:ism取り組み事例